ロタワクチンの比較表    

  商品名      Rotarix(ロタリックス)      RotaTeq(ロタテック)
  製造         英国 GSK社     米国 Merck社
  国内販売     ジャパンワクチン(GSK・第一三共)        MSD
  親ウイルス株     ヒトロタウイルス (RIX4414)     ウシロタウイルス(WC3)
  弱毒化の原理     ヒトウイルスの継代培養    ウシロタウイルスG6P[8]の
   リアソータント(遺伝子再集合)
  培養細胞          Vero 細胞       Vero 細胞
  含有する血清型        G1P[8] 1価   G1P[5] G2P[5] G3P[5]
  G4P[5] G6P[8] 5価
  免疫の獲得 交叉免疫により多くの株に対して免疫能を獲得   含有する抗原によって免疫能を獲得
  接種スケジュール        2回経口接種
      生後6〜24週未満
   初回接種は生後15週未満を推奨
      3回経口接種
    生後6〜32週未満
 初回接種は生後15週未満を推奨
   接種量         1.5ml/回         2.0ml/回
   接種間隔          4週以上          4週以上
予防効果(臨床試験)         Rota-036試験       REST(006) 試験
   重症ロタ胃腸炎全体             87.1%            74.0%
     々 の入院             95.8%            98.0%
 腸重積発症(大規模試験)        リスクの増加は認められない      リスクの増加は認められない
   まとめの評価  多くの株に対して高い有効性と安全性を有する   多くの株に対して高い有効性と安全性を有する
    接種回数・投与量が少なくて済む     接種回数・投与量がやや多い