![]()
当院では、厚生省の予防接種施行指針とガイドライン(詳細は(財)予防接種リサーチセンター発行のガイドライン(2008年版PDF)を参照)に沿って予防接種を行っています。 具体的には聴診後に、母子健康手帳のチェック、アレルギーのチェック、予防接種の効果・副作用の説明をしてから接種をしています。子供(中学生を含む)さん1人だけ来院しての予防接種は不可です。子供さんの母子健康手帳をご持参されない時も、当院では予防接種を原則的にできません また、予防接種後30分以内は副作用が出現しやすいため、専用待合室で最低15〜20分以上の様子観察をして頂きます
接種直ぐの帰宅は当院は認めていませんし、次回からの当院での接種をお断りすることもあります
なお、保護者(父母のいずれか)がどうしても同伴できない時は、この書類(委任状)に記入のうえ、他の親族と一緒にご来院して下さい
現在、話題になっているワクチン
1) 子供用肺炎球菌(7価)ワクチン(プレベナー・詳細はここ)(読売新聞2010/5/14、2010年2月発売)は 在庫あり
米国は本年4月に13価に移行しています。 日本は一部治験の追加がにあって、13価の正式認可は相当遅れる
見込み。 7価はアウトレット商品のため入荷数に余裕あり、Hibのような事前の仮申込みは不要
名古屋市は2010年10月より肺炎球菌(23価)ワクチン(ニューモバックス)に対して助成(65歳以上:自己負担金
:4,000円)されますが、 子供用(7価)(プレベナー)に対しては助成措置はありません
プレベナー(子供用)とニューモバックス(成人・老人用)の誤接種が各地で発生、ご注意下さい(詳細はここ)
2) Hib(インフルエンザb菌:髄膜炎)ワクチン(詳細はここ、2008年12月発売)は、窓口での事前予約必要
以前より流通量は増えていますが、当院は現在、1〜2ヶ月待ち (中日新聞2010/6/8)
名古屋市は2010年10月より、2ヶ月〜2歳未満(最後の追加接種に限り、3歳未満も可)の児に対して助成制度が開始
(自己負担金 3,300円/回)
Hibワクチンは乳児期のなるべく早期に接種するのがベターですので、10月まで接種を待つのは得策ではありません。
予約したHibワクチンが入手されたとの連絡が当院からあり次第、早めに接種をして下さい
事前に当院でヒブワクチンを予約してみえない子どもさんは、入荷の関係で10月18日以降で接種可能となる予定です
10/18以前は当院に事前予約してあって、ヒブワクチンが入荷した旨の連絡が当院からあった子どもさんだけの接種です
3) 子宮頸癌(HPV)予防ワクチン(詳細はここ、公費助成化運動、2009年12月新発売)は 在庫有り
セクシャアル・デビュー前の10〜20歳台のお嬢さんへの接種が効果的 (日本産婦人科学会・日本小児科学会は
11〜14歳の公費負担を要請中)
名古屋市は2010年10月より、中学1〜2年の女生徒(第3回目の追加接種に限り、中学3年も可)は 全額無料
現在、日本で市販されているのは、サーバリックス(GSK・2価)のみです。ガーダシル(Merck・4価)の認可はデータの
取り直しがあって遅れてしまい、今年末または来年になるようです。
HPVワクチンに関連して、副院長が日産婦医会報(H21年11月号)に寄稿したコーヒーブレイクを ご笑覧下さい
4) おたふくかぜ(ムンプス)・水ぼうそう(水痘)ワクチン は 在庫あり
名古屋市は2010年8月より1歳〜小学校入学前までの助成制度を開始します(専用の申込用紙は当院にあり)
(自己負担金 おたふく:3,000円、水痘:3,800円)
(中日新聞2009/5/22) (中日新聞2010/3/12) (広報名古屋22年7月号)
5) 日本脳炎新ワクチン(2009年6月新発売)は 在庫有り
厚労省は生産本数の関係で平成22年度は満3歳児への接種を優先するも、希望があれば第1期の4〜7歳半未満
の子どもさんにも接種可能との通達がでています
第2期 (9〜13歳未満)は、厚労省の指示で中断中(厚労省通達2/26、日本脳炎Q&A)でしたが、接種可能とする
通達がようやく8月27日に厚労省より発令されました 当院では8月30日より第2期の接種を再開します さらに、
1期の期間中に全く受けなかった方、1〜2回で中断した方も第2期の期間中に未接種の回数分が接種可能となり
ました 詳しくは、接種時にご説明します
定期接種期間を外れた年齢(7歳半以上〜9歳未満、13歳以上)の救済措置は、厚労省からの指示は今回もありませ
んでした 7歳6ヶ月〜9歳未満の子どもさんは、現時点では、第2期(9歳)になってからの接種にして下さい
13歳以上の方への接種は予防接種法の改訂が必要で、現時点では適応外で救済されないそうです。
しかも、国会が混乱しているため、法案の成立もしばらくはダメで、混沌とするとの噂です
どうしても東南アジアや沖縄などに行く必要がある方は自費での接種には応じますが、万一重篤な副作用が発現した場合
予防接種法での補償対象にならない等の問題もあるため、現時点では定期接種の期間を外れた子どもさんへの接種は
お勧めしていません (厚労省は早急に予防接種法の一部改正をしてレスキューすべきです)
(朝日新聞 2010/3/27 河辺Dr)や、「医療ルネッサンス」(読売新聞 2010/7/2、 2010/7/5)を参照
6) 新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチン (昨年度の国産品) は まだ在庫あり
平成22年度のインフルエンザワクチン の 詳細はここ
平成22年10月からのワクチンは、季節型+新型との混合、優先順位はなし、新型が含まれるワクチンのため、
接種価格は行政の指導で統一されて公表される予定 (読売・朝日新聞2010/7/29) (詳細はここ)
0歳(6ヶ月〜1歳未満)児の日本の接種量(0.1ml)では免疫効果が低いため日本小児科学会では接種を勧め
ていません(厚労省よくある質問 Q5) このため、当院でも0歳児への接種はしていません
乳幼児に対する接種量も平成22年秋より、WHOと同じ量(6ヶ月以上〜3歳未満は0.25ml、3歳〜大人と同
じ0.5ml)へ修正の提案がされましたが、厚労省の会議では生産量の関係で従来通りの接種量となりました
このため今年も、当院では 0歳(6ヶ月〜1歳未満)へのインフルエンザワクチンは接種しません
当院で施行できる予防接種の種類
- 無料券(名古屋市内の方)の使用できる予防接種(名古屋市以外の方は自費になりますので住民票のある所でお受けください)
麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)、麻疹・風疹混合(MR)、三種混合(DPT:ジフテリア・百日咳・破傷風混合)、二種混合(DT:ジフテリア・破傷風混合)、日本脳炎
- 自費による予防接種
流行性耳下腺炎(おたふく)、水痘(みずぼうそう)、髄膜炎(Hib ・インフルエンザb菌)、子宮頸癌(HPV)、肺炎球菌(7価子供用(米国ファイザー・ワイス社製))
Hibは入荷量が少ない(日経新聞)ため、窓口で事前予約が必要で、現在約1ヶ月待ちです(平成22年8月には工場(仏)の増設されて、22年10月から待ち期間が無くなる予定)
名古屋市は平成22年度に任意ワクチンへの助成措置を開始を表明 : 河村市長は平成22年年頭所感(中日新聞1/3)で、おたふく(1歳〜小学校就学前)、水痘(1歳〜小学校就学前)、Hib(2ヶ月〜2歳未満)、子宮頸癌(中学1〜2年女児)、肺炎球菌(65歳以上)に助成したいとの報道されました。3月末の市議会で予算案は一部修正の上通過しました。
おたふくワクチンと水痘ワクチン(1歳〜小学校入学前)は本年8月から助成開始 (広報名古屋22年7月号)
Hibワクチン(2ヶ月〜2歳未満、追加接種は3世未満まで可)、肺炎球菌ワクチン(65歳以上)、子宮頸癌ワクチン(中学1〜2年の女生徒、追加接種は中3まで可)は10月から助成開始と決定。ただし、Hibワクチンは、乳児期のなるべく早期に接種するのがベターですので、10月まで接種を待つのは得策ではありません。予約したHibワクチンが入手されたの連絡があり次第、早めに接種をして下さい。Hibワクチンを予約されていない方の接種は、入荷の関係で、10/18日以降の接種になります。
インフルエンザ(毎年10月〜1月に接種 ここを参照)
(平成22年10月からのワクチンは、季節型+新型が混合されて製造)
上記のワクチンはほぼ常備していますが、在庫無い時は予約不能になっています
保健所で施行される予防接種(名古屋市)
- ポリオ(小児麻痺)、BCG
当院では現時点で施行していない予防接種
- A型およびB型肝炎(取り寄せは可能)、成人用肺炎球菌(ニューモバックス・取り寄せは可能)
破傷風(単独)、狂犬病、腸チフス、黄熱、コレラ、ペスト(保健所などに問いあわせして実施機関をお聞き下さい)
予防接種のスケジュールについて
- 国立感染症研究所の感染症情報センターのこの頁が日本では標準です
- 「VPDを知って子どもを守ろう」のこの頁は、欧米の考えも加味して作成され、任意接種も多く掲載され、経済的に余裕のある方には理想的なスケジュールです (当院も賛助会員)
- 米国小児科学会の Red Book Online には 米国の予防接種の最新スケジュール(0〜6Y、7〜18Y))が掲載されていて、欧米などに長期滞在される時は参考になります
当院で予防接種を受ける手順
- 当院では予防接種専用の待合室と診察室を有しているためと、患者さんの利便性を考慮して予防接種の曜日指定はしていません。 春〜秋:平日の午前は9:20〜11:30 、夕方は17:30〜18:30、土曜日の午後は14:30〜15:30が予防接種の時間帯です その時間帯を過ぎると産婦人科の診療時間帯になります。 秋〜冬:時間帯は逆転されます
- 予防接種を受けられる自動予約システムで前々日・前日・当日に予約をして下さい なお、パンフレット「予防接種と子どもの健康」(厚生省・愛知県・名古屋市などで発行)の副作用の項目を事前にしっかりとお読みになってから来院して下さい
- 当日、自宅で体温測定し37度以下であることであることを確認後、母子健康手帳・接種無料券・印鑑をご持参の上、受診して下さい (子供1人だけの来院は不可、もし保護者がどうしても同伴できない時は、この書類に記入のうえ、親族と一緒にご来院下さい)
- 来院時に体温再検し、問診票・同意書に記入して頂いた後に診察し、親の予防接種の同意と署名捺印を確認してから接種いたします もし、疑問点などがあればこの時点でお話合いをいたします 電話での問い合わせはすれ違いの議論になりやすいためお受けしていません なお、下記の理由などで医師の方が接種を中止することもあります
- 予防接種後30分以内は副作用が出現しやすいため、厚生省の予防接種施行指針に従い専用待合室で様子観察をして頂きます(接種直後の帰宅を当院は認めていません) 万一副作用(ぼろ、湿疹、蕁麻疹、呼吸困難、ショックなど)が出現した出現した時はエピネフリン筋注やステロイド剤入りの点滴や挿管をすることが院内であれば可能です 重症で当院での処置困難になれば、第3次医療機関に責任を持って転送します このため、予防接種後すぐに帰宅されることは当院としては責任がとれませんので認めていません 時間的に余裕のある日時に予約を取ってご来院して下さい
予防接種を受けることのできない方(接種不適当者)
- 明らかに発熱のある方(一応37.5度以上ですが、その時の医師の判断により可否を決定)
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 予防接種によってアナフィラキシーを示したことのある方
- 生ワクチン(ポリオ・麻疹・風疹・おたふく・水痘など) では妊婦または妊娠する可能性のある方
- その他、医師が不適当と判断した方
予防接種を行う際に医師とよく相談する必要のある方(接種要注意者)
- 心臓血管系、腎疾患、肝疾患、血液疾患などの病気のある方
- かぜなどの症状がある方
- 前に予防接種を受けたとき、2日以内に発熱、発疹、蕁麻疹 などのアレルギー反応の見られた方
- 過去にけいれんの既往のある方(良性の熱性けいれん1回の みの場合は医師の判断で接種いたしますが、何回も熱性けいれんを繰り返していたり、脳波上てんかんと診断されている方は期間を置いてからの接種になります)
- 過去に免疫不全の診断がされている方
- 接種しようとする接種液の成分(卵、抗生物質、安定剤(水 銀、ゼラチンなど)にアレルギーのある方
- 家族、保育園、幼稚園、学校などで麻疹、風疹、おたふくカゼ、水痘などの病気が流行していて、予防接種を受ける本人がその病気にかかっていない時
接種要注意者および海外渡航で予防接種を急がれる方へ
- 当院での接種は無理と判定した接種要注意者および海外渡航のため予防接種を急いでおられる方には、名鉄病院の予防接種センターや名古屋市立東市民病院やトヨタ記念病院・などで専門外来がありますので、ご紹介させて頂きます(当院からの紹介状をお渡しします)
(2010.8.27 一部修正)