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当院では、厚生省の予防接種施行指針とガイドライン(詳細は(財)予防接種リサーチセンター発行のガイドライン(2008年版PDFと2011年版を参照)に沿って予防接種を行っています。 具体的には聴診後に、母子健康手帳のチェック、アレルギーのチェック、予防接種の効果・副作用の説明をしてから接種をしています。子供(中学生を含む)さん1人だけ来院しての予防接種は不可です。子供さんの母子健康手帳をご持参されない時も、当院では予防接種をお断りしています また、予防接種後30分は副作用が出現しやすいため、専用待合室で20〜30分間は様子観察をして頂きます
予防接種は当院にかかって見える子どもさんを優先しますが、他院でおかかりの子どもさんも接種させて頂きます ただし、治療内容の判る資料(お薬手帳・検査データなど)を必ず持参して下さい もし、治療経過や投薬内容などがはっきりしない時は、予防接種をお断りしています 成人〜老人の予防接種は、子どもさんと一緒の時のみ施行していて、単独では予約枠が一杯になり易いためしていませんので、ご容赦下さい
接種直ぐの帰宅を当院は認めていません 直ぐに帰宅された時は次回からの当院での接種をお断りしています
なお、保護者(父母のいずれか)がどうしても同伴できない時は、この書類(委任状)に記入のうえ、他の親族と一緒にご来院して下さい
平成24年度は任意ワクチン(ヒブ・小児用肺炎球菌・子宮頸癌(HPV)に対する公費負担が年齢制限される予定
★第4次補正予算案(産経新聞・厚労省資料)は公費負担継続方針になるも、予算は絞込されていますので、早めの接種を★
最近の新しい考え方に従った接種スケジュール
以前はBCG接種後に、DPT接種を開始することが普通でしたが、現在は百日咳・細菌性髄膜炎・ロタウイルス胃腸炎が怖いため、BCG接種前にDPTやHib・肺炎球菌・ロタウイルスワクチンをできれば2回接種することが勧められています。「VPDを知って子どもを守ろう。」の会スケジュール案がベストのスケジュールです。このためには、妊娠中より予防接種のスケジュールを説明して、時期を逸せずに同時接種して頂くことことが大切です (副院長のロタウイルス学術講演会での発表・Asahi Medical 2012/1号)参照 ロタウイルスワクチンは経口生ワクチンのため、同時接種(服用)が必須となります(日本小児科学会の見解))
「VPDを知って子どもを守ろう」および日本小児科学会の接種スケジュール(平成23年11月版)は欧米の考えを加味して、可能な限り積極的に多くの予防接種を施行することを勧め、そのためには同時接種(日本小児科学会の見解)が必須となります。第一三共の「予防接種ナビ」の「予防接種スケジュール」を参照して下さい当院は日本小児科学会の見解・厚労省Q&Aの問5・6に沿って、複数ワクチンの同時接種をお勧めしています。予め、この説明と同意書を読まれて、ご来院時に医師による説明と保護者の同意を得てから同時接種をします。
髄膜炎関連(Hibワクチンと子供用肺炎球菌ワクチン)は乳児期のなるべく早期(2ヶ月から)から接種するのが世界の標準
(細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会 、 ワクチン後進国・日本の現状(動画)、 NHKクローズアップ現代(動画付) を参照)外国では、B型肝炎ワクチンの接種(無料)が勧められていますので、当院では希望者にはB型肝炎ワクチンも接種しています(自費、日本では母親がB型肝炎キャリアーの場合のみ保険適応)(詳しくはこのサイト)
現在、話題になっているワクチンについての情報
名古屋市は平成22年度から任意予防接種へ助成し(中京TV)、平成23年1月からはさらに範囲が拡大されています
専用の申込用紙は当院にありますので、ご来院時に記入下さい (名古屋市広報2001/3/22)(中日新聞2012/1/16)(NHK2012/1/16)
1) 子供用肺炎球菌(7価)ワクチン(プレベナー・詳細はここ)(読売新聞2010/5/14、2010年2月発売)は 在庫あり
米国は平成22年4月に13価に移行しています。 日本は一部治験の追加がにあって、13価の正式認可は遅れて
います(現在厚労省の認可したのは7価のみ) 名古屋市は2011年1月より全額助成(名古屋市広報2010/12/10)
2) Hib(インフルエンザb菌:髄膜炎)ワクチン(アクトヒブ、詳細はここ、2008年12月発売) 在庫あり
名古屋市は2011年1月から、2ヶ月〜5歳未満まで、全額助成 (名古屋市広報2010/12/10)I)・2)のHibワクチンと子供用肺炎球菌ワクチンは乳児期のなるべく早期(生後2ヶ月)から接種して下さい
(細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会 、 ワクチン後進国・日本の現状(動画)、NHKクローズアップ現代(動画付)で、髄膜炎の怖さを知って下さい)
3) ロタウイルスワクチン (平成23年11月21日 正式発売) (GSK「ラブベビ」)ロタウイルスによる胃腸炎(嘔吐下痢症)に対する第2世代のロタウイルスワクチンが開発され、欧米では
乳児に経口的に2回ないし3回投与。
日本でもロタリックス(英国GSK、ヒト由来1価)が厚労省の認可(GSKの報道資料)(GSK「ラブベビ」)が通って平成
23年11月21日に市販。 初回接種は6週〜14週(最大20週)未満までに、2回目は4週あけて14〜
24週未満までに接種(中日2011/10/25)。 第1回目投与は生後20週未満であることが必須で、経口生
ワクチンのため、、DPT/ヒブ/プレベナーなどと同時接種(服用)が必須。
さらにH24年度には、ロタテック(米国Merck、ウシ由来5価)も認可・市販される予定。
(詳しくは副院長の ロタウイルス学術講演会での発表スライド・Asahi Medical 2012/1号 をご笑覧下さい)
(名古屋市は、ロタウイルスワクチンに対して、平成24年秋(10月)から半額助成の方針)
(中日新聞2012/1/16) (NHK2012/1/16)
4) B型肝炎ワクチン は、 常時在庫あり
日本では母親がB型肝炎キャリアーの場合のみ、保険診療で生まれた子供さんにワクチン接種をして
いますが、諸外国では、一律に出産直後からB型肝炎ワクチンを定期接種するのが、通常です(このサイト)。
現在日本では、自費(任意)ですが、当院ではできるだけ接種されることをお勧めしています5) おたふくかぜ(ムンプス)・水ぼうそう(水痘)ワクチン は 在庫あり
名古屋市は2010年8月より 1歳〜小学校入学前までの半額助成(日経新聞2010/9/14、名古屋市の中日新聞への広告)
日本小児科学会は、ムンプスワクチン・水痘ワクチンの両方とも、欧米先進国と同様に、2回接種を勧めています
(日本小児科学会の接種スケジュール(平成23年11月版))6) 子宮頸癌(HPV)ワクチン (詳しくはここ)
サーバリックス (英国・GSK・2価)、 在庫あり (GSK・しきゅうのお知らせ)
ガーダシル (米国・Merck・4価) 在庫あり (MSD・子宮頸がん)
サーバリックスとガーダシルの比較表 それぞれ一長一短がありますので、選択の参考 にして下さい
(サーバリックスで接種していた方が、途中からガーダシルへの変更はできません。逆も同じ)
セクシャアル・デビュー前の10〜20歳台のお嬢さんへの接種が効果的です
名古屋市は 2011年1月から、中学1年〜高校1年の女生徒に対して全額助成 (名古屋市広報2001/3/22)
有料でも接種を希望される方(高校3年生〜大学生〜成人)も 有料で接種いたします
HPVワクチンに関連して、副院長が日産婦医会報(H21年11月号)と日産婦医会報(H23年6月号)
に寄稿した 「コーヒーブレイク」を ご笑覧下さい
7) 日本脳炎ワクチン(2009年6月新発売)は 常時在庫あり
平成23年5月20日、厚労省は予防接種法施行令を改訂 (詳しくは厚労省のこのサイト、Q&A、説明
用パンフレット を参照)今回の施行令の改定では、7歳6ヶ月〜9歳未満および平成7年6月1日以降に生まれた13歳以上の方
への接種も希望されれば可能で、名古屋市からの通達(5/27付)では、名古屋市は平成7年4月2日
以降に生まれた13歳以上〜20歳未満の方まで公費負担を拡大されました。8) ポリオ(小児麻痺)ワクチン は、当院では接種していません
日本で現在、保健所などで接種中の経口生ポリオワクチン(OPV)にはVAPPの問題点(米国CDCの
パンフレット・ポリオの会・読売新聞(2010/12/27・2011/1/13・1/14)・日経新聞2011/1/14)が有り。
これを回避するためには外国製の不活化ポリオワクチン(IPV)がより安全とされますが、まだ、日本では
正式認可が遅れています。平成23年8月31に厚労省は、「第1回不活化ワクチンのの円滑な導入に
関する検討会」を開催し、ポリオワクチンのサイトを立ち上げました(厚労省のサイト)。
日本では4種混合(今までの3種混合+IPV)の治験はほぼ終了しましたが、抗体価の上昇にばらつき
があったため、データの取り直しが必要となり、正式には平成24年度秋に1社が認可予定なるも残りの
3社は相当遅れる模様で平成24年度末になりそうです(厚労省からのお知らせ)。
単独IPVはサノフィ・パスツールが日本での治験開始を発表し、細川厚労大臣は認可は迅速にすると
閣議後の記者会見で説明(厚労省HP広報5/31の末尾参照)していますが、認可は未定です。
愛知県下では平成22年11月より名鉄病院の予防接種センターで抽選予約制で単独IPV接種をして
いますので、お問い合わせ下さい。一部の開業医さんでも、IPVを並行輸入業者から購入して接種を
開始されていますが、制度上、並行(個人)輸入の医薬品は公費(予防接種法)や医薬品医療機器
総合機構による救済制度が適応されません。
このため、当院ではいろいろと検討の結果、個人輸入の不活化ワクチン(IPV)は現時点では取り扱
いません。
(並行輸入業者による賠償保険はあるも、どれだけ対応できるか不明なため、当院では正式に厚労省が認可した時点で扱う予定)
9) インフルエンザワクチン (10/1より接種開始するも、出荷数は前年度よりも減少、早めの接種を)
(平成23年度版は詳細はここ)
乳幼児に対する接種量は平成22年度までは日本は欧米に比して少なめでしたが、平成23年度からは
WHO勧告(6ヶ月以上〜3歳未満は0.25ml、3歳〜大人と同じ0.5ml)と同じ内容に増量。日本の今までのインフルエンザワクチンの問題点はアエラ(2009/10/26)の記事を参照して下さい
当院で接種できる予防接種の種類
- 名古屋市内の無料券の使用できる予防接種(名古屋市以外の方は自費になりますので住民票の
ある所でお受けください)
麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)、麻疹・風疹混合(MR)、三種混合(DPT:ジフテリア・百日咳・ 破傷風混合)、二種混合(DT:ジフテリア・破傷風混合)、日本脳炎、 Hib髄膜炎(インフルエンザb菌)、肺炎球菌(子供用(米国ファイザー製))、子宮頸癌(HPV)、
- 自費による予防接種
流行性耳下腺炎(おたふく)、 水痘(みずぼうそう)、(名古屋市は半額補助あり) (名古屋市広報2010/12/10)(中京TV)
インフルエンザ(毎年10月〜2月に接種)、 B型肝炎(母親がB型肝炎キャリアーの場合には保険適応)、
ロタウイルス(平成23年11月21日より市販) (名古屋市は平成24年10月より半額補助の予定)
(中日新聞2012/1/16)(NHK2012/1/16)
上記のワクチンはほぼ常備していますが、在庫の無い時は項目を削除して予約不能になっています
A型肝炎(取り寄せで可能)、成人・老人用肺炎球菌(ニューモバックス・取り寄せで可能・名古屋市は65歳以上には半額補助)
保健所で接種される予防接種(名古屋市)
- BCG、 ポリオ(経口生ワクチン・小児麻痺)
当院で原則的に接種していない予防接種
- 破傷風(単独)、狂犬病、腸チフス、黄熱、コレラ、ペスト(保健所・検疫所などに問い合わせして実施機関をお聞き下さい)
予防接種のスケジュールについて
- 国立感染症研究所の感染症情報センターのこの頁が日本では標準的な考え方
- 「VPDを知って子どもを守ろう。」の会スケジュール案は、欧米の考えも加味して作成され、任意接種も多く掲載され、経済的に余裕のある方には理想的なスケジュールです (当院も賛助会員)
- ワクチンメーカーの第一三共の「予防接種ナビ」の「予防接種スケジュール」も参考になります
- 最近の新しい考えの接種スケジュール: 以前はBCG接種後に、DPT接種を開始することが普通でしたが、現在は百日咳・細菌性髄膜炎・ロタウイルス胃腸炎が怖いため、BCG接種前にDPTやHib・肺炎球菌・ロタウイルスワクチンをできれば2回接種することが勧められています。「VPDを知って子どもを守ろう。」の会スケジュール案がベストのスケジュールです。このためには、妊娠中より予防接種のスケジュールを説明して、時期を逸せずに同時接種して頂くことことが大切です (副院長がロタウイルス学術講演会での発表をご笑覧 ロタウイルスワクチンは経口生ワクチンで生後6週〜24週の間に2〜3回の服用が必要なため、同時接種(服用)が必須(日本小児科学会の見解))
- 日本小児科学会の接種スケジュール(平成23年11月版)も欧米の考えを加味して、可能な限り積極的に多くの予防接種を施行することを勧め、そのために現時点では同時接種(日本小児科学会の見解)を勧めています。しかし今後の方向としては、欧米のように多くのワクチンが混ぜられた多項目混合ワクチンが日本でも早急に開発・認可されることを当院は願っています。
- 米国小児科学会の Red Book Online には 米国の予防接種の最新スケジュール(0〜6Y、7〜18Y))が掲載されていて、欧米などに長期滞在される時は参考になります 米国CDCにもワクチンスケジュールについての絶えず最新の記載がされています。
当院で予防接種を受ける手順
- 当院では予防接種専用の待合室と診察室を有しているためと、患者さんの利便性を考慮して予防接種の曜日指定はなくて、毎日・午前・午後ともに接種可能です(ただし、午後・夕方の時間帯は学会・研究会・会議などで、臨時休診になることがあります)。 春〜秋:平日の午前は9:20〜11:30 、夕方は17:30〜18:30、土曜日の午後は14:30〜15:30が予防接種の時間帯で、その時間帯を過ぎると産婦人科の診療時間帯になります。 秋〜冬:産婦人科と予防接種との時間帯は逆転し、接種希望人数が多いときは、時間帯を延長して予約を受け付けます
- 予防接種を受けられる自動予約システムで前々日・前日・当日に予約をして下さい なお、パンフレット「予防接種と子どもの健康」(厚生省・愛知県・名古屋市などで発行)の副作用の項目を事前にしっかりとお読みになってから来院して下さい
- 当日、自宅で体温測定し37.5度以下であることであることを確認後、母子健康手帳・接種無料券・他院で治療中の方はお薬手帳を必ず持参の上、受診して下さい (子供1人だけの来院は不可、もし保護者(父母)がどうしても同伴できない時は、この書類に記入のうえ、他の親族(祖父母など)の方と一緒にご来院下さい)
- 来院時に体温再検し、問診票・同意書に記入して頂いた後に診察し、親の予防接種の同意と署名捺印を確認してから接種いたします もし、疑問点などがあればこの時点でお話合いをいたします 電話での問い合わせはすれ違いの議論になりやすいためお受けしていません なお、下記の理由などで医師の方が接種を中止することもあります
- 予防接種後30分以内は副作用が出現しやすいため、厚生省の予防接種施行指針に従い専用待合室で20〜30分は様子観察をして頂きます(接種直後の帰宅を当院は認めていません) 万一副作用(蕁麻疹、呼吸困難、ショックなど)が出現した出現した時はエピネフリン筋注やステロイド剤入りの点滴や挿管をすることが院内であれば可能 重症で当院での処置困難になれば、第3次医療機関に責任を持って転送します このため、予防接種後すぐに帰宅されると当院としては責任がとれませんのでお断りしています 時間的に余裕のある日時に予約を取ってご来院して下さい
予防接種を受けることのできない方(接種不適当者)
- 明らかに発熱のある方(37.5度以上ですが、その時の医師の判断により可否を決定)
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 予防接種によってアナフィラキシーを示したことのある方
- 生ワクチン(ポリオ・麻疹・風疹・おたふく・水痘など) では妊婦または妊娠する可能性のある方
- その他、医師が不適当と判断した方
予防接種を行う際に医師とよく相談する必要のある方(接種要注意者)
- 心臓血管系、腎疾患、肝疾患、血液疾患などの病気のある方
- かぜなどの症状がある方
- 前に予防接種を受けたとき、2日以内に発熱、発疹、蕁麻疹 などのアレルギー反応の見られた方
- 過去にけいれんの既往のある方(良性の熱性けいれん1回の みの場合は医師の判断で接種いたしますが、何回も熱性けいれんを繰り返していたり、脳波上てんかんと診断されている方は期間を置いてからの接種になります)
- 過去に免疫不全の診断がされている方
- 接種しようとする接種液の成分(卵、抗生物質、安定剤)にアレルギーのある方
- 家族、保育園、幼稚園、学校などで麻疹、風疹、おたふくカゼ、水痘などの病気が流行していて、予防接種を受ける本人がその病気にかかっていない時
接種要注意者および海外渡航で予防接種を急がれる方へ
(2012.2.2 一部修正)